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2019.06.07

所得補償と収入保障の違い、わかりますか?

世の中にある様々な保険の中で、「給与サポート保険」を耳にしたことのある方もいるのでは? “給与”と聞くと会社員限定のように聞こえますが、もちろんフリーランスでも収入に関する保険に入ることは可能です。

保険の種類は「所得補償保険」と「収入保障保険」の2つ。一見同じように見えて、実は中身が違うんです。違いは何なのか、フリーランスにはどちらが適しているのか、詳しくご紹介します。

========目次========
「補償」と「保障」の違い
所得補償保険の特徴
自分の収入をカバーしてくれる保険
傷病手当のないフリーランスに
収入補償保険の特徴
家族の生活を守れる保険
月々の掛金を安く抑えたい人に
まとめ
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「補償」と「保障」の違い

保険でよく使われる、この二つの言葉の違いは、次の通り。
〇補償……損害を償うという意味があり、損害に対して保険金が支払われること
〇保障……本人や家族の生活を守るという意味があり、万が一の際に保険金が支払われること
つまり「補償」は損害保険で、「保障」は生命保険で使われるもの、ということになります。日本語って難しい…。

所得補償保険の特徴

自分の収入をカバーしてくれる保険

所得補償保険は、ケガや病気によって働けなくなり、収入がなくなってしまったとき、収入を補償する保険です。要するに自分の為のもの。「就業不能保険」と表現されることもあります。
精神疾患や妊娠・出産による就業不能は、補償の対象外とされる保険が多いので注意が必要。
また年収によって補償額の上限が異なり、年収の60%までを限度にしてカバーしてくれる商品が多くなっています。

傷病手当のないフリーランスに

会社員と違って傷病手当のないフリーランスにとって、病気やケガで働けなくなってしまっても収入がゼロにならないというのは安心です。
所得補償保険の保険期間(保険金の支払いがなされる、保険契約が続く期間)は原則1年間。毎年くる更新のタイミングで年齢や年収額によって保険料を見直せるので、年収の増減によって保険料や補償額も調整が可能です。

収入保障保険の特徴や注意点

家族の生活を守れる保険

収入補償保険は、万が一被保険者が亡くなってしまったとき、残された家族がその後も生活をしていけるようにする為の保険。自分のため、というよりは家族のための保険です。保障の対象となるのは死亡時や高度の障害が残った場合等に限られるので、病気やケガでも生存していれば、保険金は受け取れません。
死亡時の保険金というと一括で受け取るイメージがあるかもしれませんが、収入保障保険は年金として毎月給付金を家族が受け取ることになります。

月々の掛金を安く抑えたい人に

収入補償保険は、比較的掛金が安いです。保険期間は10年…20年…など、年齢やライフステージに合わせて長期間で設定するので、保険料は安くても長期間支払うことになります。「非喫煙有料体割引」といって、普段タバコを吸っておらず健康な場合、保険料が安くなることもあるんですよ。
また保障額は年収には関係しませんが、掛金を支払う間年齢を重ねることで、保険金の受取総額が年々下がっていくことも頭に入れておきましょう。

まとめ

●「補償」=損害保険/「保障」=生命保険
●所得補償保険は損保。働けない間の収入を補償してくれる(自分のためのもの)。
短期間で契約更新があり、補償額を見直しやすい。
●収入保障保険は生保。死亡時に残された家族の生活を保障してくれる(家族のためのもの)。
長期間での契約となり、掛金を安く抑えられる。

同じような言葉の保険でも、中身は全然違う商品。
生活のための保険に入りたいと思ったら、自分がどちらに合っているか吟味して検討したいですね。