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2019.06.25

ライティングの8割は構成案で決まる! 校了を早めるためにライターがすべきこと

※本ページはプロモーションが含まれています

 

 

フリーランスのママクリエイターが多数所属するマムズラボ株式会社で開催されるセミナー、『マムズラボカレッジ』。またまたお誘いを頂いて、フリマネ編集部で参加させて頂きました!
今回受講したのは、「Webメディアで“もっと”活躍する在宅ライターになる! 『Webライティング』講座」。全9回にわたる講座の、第1回目に参加してきましたのでその様子をレポートします。

========目次========
参加者と講師で自己紹介
講義編
ライターの仕事とは
ライターに求められるもの
上手な構成案を作るために
実践編
実際に構成案を作ってみる
まとめ
ライターとして心がけるべきこと
受講した感想
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参加者と講師で自己紹介

初めに簡単な自己紹介をします。参加されていた方の中にはWebのライターさんだけでなく、紙媒体メインのライターさんもいらっしゃいました。
講師は、株式会社ASAP代表取締役 及川知也氏。中小企業や団体向けのホームページ原稿刷新、DM作成支援、ニュースレター代行、メルマガ代行等のライティング支援を事業とされています。年間600本あまりの原稿作成、編集に携わるプロから、直々に教えて頂きました。

講義編


ライターとは、書くことで企業やサービスの良さを伝え、読み手のニーズを満たす仕事。ただし、そのニーズを満たすことがとても難しいのだそうです。読んでくれた人に行動してもらうことがライティングのゴールとなる、と及川氏は言います。

ライターの仕事は、主に次の種別に分けられます(報酬相場の高い順)。
●作家/コラムニスト…銘柄執筆。数十万円/本。
●編集者…情報収集・構成。企画、ラフ・レイアウト策定、取材、校正、校閲、入稿を行い、クライアント窓口となる。
●出版ライター/Webライター…条件に沿った執筆。取材、リサーチ、ライティング、校正、校閲、入稿を行う。対企業との案件となることが多い。数千円~数万円/本。
●ワーカー…条件に沿って執筆(量産型)。リサーチ、ライティング、入稿を行う。数百円/本。
●キュレーター…情報収集まとめ。ライティングはほぼ行わない。数百円/本。

<ライターに求められるもの>

近年ではインターネットの普及によって誰でも「書く」ことができるようになったため、世の中にはライティング力の乏しい記事が溢れているのが現実です。そんな中でライティングを仕事にしていくためには、クオリティが求められます。
クオリティを維持するために必要なこととは何なのか。それは、主に次の内容です。

●最新の正確な情報であるか(公的機関ホームページや各公式サイトの情報はOK、個人の主観となるブログやキュレーションサイトの情報はNG)
●誤字脱字がないか(人的チェックが効果的)
●適切な句読点や改行になっているか(特にスマホで見ると改行のし過ぎは見にくいため、一段落4~5行にまとめること)
●文章中に重複した内容はないか、言いたいことが一つにまとめられているか
●具体的な表現が出来ているか
●シソーラスに基づいたライティングになっているか

しかし上記以外に、クオリティとして最も求められるものがあります。それは「構成」。文章には型が必要であり、コンテンツに合った構成かどうか、タイトルと中身が一致しているかどうかによって、その文章のクオリティが決まります。構成案が上手くできれば、なんとライティングの8割は終えたようなものなんだとか。

<上手な構成案を作るために>

ライターが構成を考える場合もありますが、よりクライアントのニーズに近づけるため、ディレクション側が構成を考えてライターがそれに沿った文章を書く方がより良いそうです。
構成案を作る目安所要時間は30分~1時間。構成の定まらない文章は読者をミスリードすることになり、結果クライアントのニーズを満たすことができなくなってしまうので、しっかりと時間を使って考えることが重要です。

【構成が上手くできていない人の特徴】
×文章に起承転結がない
×自分なりのテンプレートを持っていない
×内容が抽象的
×1つの文章で言いたいことが複数出てくる

クライアントへ初稿を出した後に3回、4回と修正が続く場合は、クライアントのニーズを汲み取れていないと思ったほうが良いでしょう。クライアントから評価される文章を書くためには、
●初稿を早く出して修正を早くもらう(初稿の後の修正に時間をかけられるようにする)
●予定より早く校了する
上記がとても大切です。

講義編


<実際に構成案を作ってみる>

講義を終えたら、実践へ。今回は、指定された2つのワードと記事タイトルをもとに構成案を作るワークショップです。
・指定ワード:GW/10連休
・記事タイトル:「GWにどう過ごす? まだまだ間に合う快適な過ごし方」
まずは各自で構成案を考え書き起こし、その後及川氏に答え合わせをして頂きます。
構成案は、「定義」「解決」「反論」「提案」の4つに分けて考えるそう。それぞれ、構成案の例を出して頂きました。

「定義」
そもそもなぜ今年のGWは10連休なのか、来年以降はどうなるのか等
「解決」
長期の休みだからこそできる過ごし方(国内旅行、海外旅行)+独身、既婚、子持ち等の属性にもふれられるとなお良い
「反論」
GWは何をするにもお金がかかる、混んでいるという意見にもふれる
「提案」
とはいえせっかくの10連休、遠出以外の過ごし方もおすすめする(家の大掃除、子供と公園へ等)

まとめ


<ライターとして心がけるべきこと>

●過度なプライドを持たず、修正が入っても腹を立てたり悲しんだりしない(修正が入らない原稿には不安を持つ)
●納期厳守
●文字数にとらわれず、“長めに書いて後で調整し消す”ことを意識する
●案件獲得のために、得意ジャンルを2~3個作っておく

<受講した感想>

ライティングの基礎から解説して頂けたので、その後のワークショップも腹落ちした状態で取り組むことができました。個人的にはもう少し、構成案を考える時間が欲しかったとも思いました。また、「ひらく=漢字を平仮名で表記すること」「とじる=ひらがなを漢字で表記すること」、「〇一人ひとり/×一人一人」等、ライティングの基本的なルールも資料で配布され、とても勉強になりました。いかに構成が大切かということを学べたので、今後のライティングに活かしたいと思います!

テーマや内容の実用性 ★★★★★
分かりやすさ       ★★★★★
コストパフォーマンス   ★★★★★
時間配分        ★★★★☆
環境・設備       ★★★★★

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フリマネ編集部 中村 nakamura@y-h-c.com

 

 

 

 

投稿者プロフィール

フリマネ編集部
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